代表挨拶

代表挨拶: 荒木啓史 (日本)

いま、私たちが生きるこの世界には、貧困、紛争、感染症、環境破壊など、国境を越えた様々な課題が山積しており、深刻な恐怖や欠乏に苦しむ人も数多くいます。これらの課題を解決し、より望ましい生活・社会を実現するためには、強い意志や確かな知識・スキルを持って課題解決に取り組む人材の存在が不可欠であり、その意味で教育・学習という営みが果たし得る役割は、ますます大きくなってきています。とりわけ、これからの社会を形作る子どもを対象とした基礎教育は、継続的な学びの土台となるものであり、極めて重要です。

しかしながら、日本を含めて世界の国・地域を見渡してみると、必ずしも質の高い教育・学習機会が十分に整備・提供されているとはいえません。このような状況は、子どもたちの人権や健全な発達を阻害するだけでなく、様々な社会的課題の解決を担う人材の育成・確保という観点からも、大きな社会的損失です。

そこで私たちは、世界中の全ての子どもたちが、人種や性別、出身家庭、信条等にかかわらず等しく質の高い教育・学習機会を獲得して生き生きと活躍し、そのプロセス・結果として貧困や紛争が根絶された社会の構築を目指して、学習センターの設立や教材開発・普及等を進めてまいります。また日本においては、重点活動領域として、国際教育開発の舞台で活躍することを目指す若者の人材育成にも取り組んでいきます。

笑顔にあふれる社会を実現するために、一人でも多くの方のご支援・ご参画をお待ちしております!

 

代表挨拶: ソバナ・バジュラチャリア (ネパール)

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20年前に比べると確かにネパールには学校が増えました。また、子供を通学させるのは必須だと考える親も増えました。カトマンズ盆地を含む都会では、財産を売ってまで学校や、大学に進学させているケースも少なくありません。確かに、途上国であるネパールでは、先進国からの援助なしに必要分だけの教育施設が建てられません。実際、これまで多くの先進国からの援助を受けて数多くの校舎、いわゆる「箱物」がつくられました。

しかし、問題は、そうした校舎で学ぶ生徒たちとそこで教える教員たちの質です。教育エキスパートたちが指摘するように、多くの学校では生徒たちが基礎学力さえも習得できていないのが現状です。人々は、形となって目に見える援助はしたがるものの「人材育成」といった、ただちに成果が目に見えない援助をすることにあまり喜びを感じないのではないでしょうか。ネパールの宝は、その優秀な人材だとよく言われますが、そうした優秀な人材に良質で有意義な教育を与えることは、国全体の発展のためにも決して欠かせられないことだと思います。

我々、サルタック・シクシャのメンバーは、そうした有意義な教育を少しでも多くの子供たちにいきわたるようサルタック・シクシャを設立しました。我々の活動は大河の一滴に過ぎないかもしれませんが、その一滴一滴がやがて大きな河になり、有意義な教育を受けた本当の意味で教養のある人たちが育って行くことを心から願いたいです。また、我々の活動は決してネパールだけに留まることなく、世界中のみなさんと手を繋ぎ、みなさんと力を合わせ、知恵を分かち合って輪を広げて生きたいと思います。ネパールにおける活動が世界に誇れるひとつの見本となれば幸いです。

どうぞ我々の活動にご参加ください。